簡単なパソコン診断方法(その2)

BEEP音とエラー点滅

前回はよくある症状の1回目として、動作が遅いというものを紹介しました。
今回もよくある症状の1つ、「パソコンが起動せず音が鳴る」、「音は鳴らないが、白色と橙色の点滅が続いている」などハードウェアのエラーによって引き起こされるエラーの診断方法について紹介していきます。

POSTエラーについて

POST(Power-On-Self-Test)と呼ばれ、パソコンの電源を入れた際に、簡単な診断が行われます。その際に内部のハードウェアの接続や、キーボードの接続などでエラーが生じた際にエラーが発生します。
皆さんも見たようなことがあるとすれば、「キーボード接続エラー」や、「CPUファンエラー」、「CMOSエラー(時間設定されていない)」などがあります。
上記のエラーが出た場合は、キーボードの接続の確認やCPUクーラーの交換、BIOS画面で時間の設定などを行うことでエラーが消えることになります。

ちなみにこの症状はデスクトップ、ノートパソコン両方の内容ですが、パソコンメーカーによって点灯、エラーの内容などは変わるので詳しくはページ下部部分に詳しく載せておきます。

BEEP音の詳細

下記の内容はAMIというBIOSを搭載しているマザーボードのビープ音の一覧です。
例えば、長音1回短音2回という内容であればピーッピッピッという連続した音になります。
とは言え実際お預かりする内容は、殆どと言っていいほどメモリエラーが多数を占めていますので、メモリの刺し直しやメモリ交換が主な作業になる場合が多いです。

BEEP音BEEP音の説明故障個所
短音1回DRAM refresh failure.(DRAMリフレッシュエラー)メモリ、マザーボード
短音2回Parity error.(パリティエラー)メモリ、マザーボード
短音3回Base 64 K RAM failure. (64Kメモリ障害)メモリ、マザーボード
短音4回System timer failure.(システムタイマー障害)メモリ、拡張カード、マザーボード
短音5回Processer failure.(プロセッサー障害)CPU、拡張カード、マザーボード
短音6回Keyboard controller Gate A20 error.(キーボードコントローラーエラー)キーボード、拡張カード、マザーボード
短音7回Virtual mode exception error.(プロセッサ例外割り込みエラー)CPU、拡張カード、マザーボード
短音8回Display memory Read/Write test failure.(メモリの読み書きエラー)ビデオカード
短音9回ROM checksum failure.(ROMチェックサムエラー)BIOSチップ
短音10回CMOS shutdown register read/write error (レジスタ読み書きエラー)BIOSチップ
短音11回Cache error.(キャッシュメモリテストの失敗)マザーボード
長音1回、短音2回Failure in video system.(ビデオカードの一部であるメモリ内の障害)ビデオカード
長音1回、短音3回Memory test failure.(メモリテストエラー)メモリ
長音1回、短音8回Display test failure.(ビデオカードテストエラー)ビデオカード

このように音が鳴るのはスピーカーがきちんと接続されているからです。
通常のマザーボードはスピーカー内蔵のマザーボードもありますが、最近のBTOデスクトップPCではスピーカーが接続されていない場合がありますので、電源は入っているが画面が表示されないなどの場合は、一度ケースを開けてスピーカーが接続されているか確認してみましょう。

電源ランプ点灯からの点滅、充電ランプの点滅

点滅する場合も内部のハードウェアの問題があります。
主な点滅個所は電源ボタン、充電ランプです。今回は一例でDell Latitude 3500のサービスマニュアルから抜粋していますが、HP(HewlettPackard)のノートパソコンや、Dellのデスクトップパソコン、ノートパソコンも点滅します。
点滅パターンは各メーカーページで確認してください。

点滅パターン考えられる問題考えられる故障個所
橙色白色
21CPUの障害マザーボード
22システムボードの障害(BIOSの破損またはROMエラーを含む)BIOS、マザーボード
23メモリー/RAMが検出されませんでしたメモリ
24メモリー/RAMの障害メモリ
25無効なメモリーが取り付けられていますメモリ
26システムボード、チップセットエラー、クロック障害、ゲートA20障害、Superl/Oの障害、キーボードコントローラーエラーマザーボード
27LCD通信の障害LCD、LCDケーブル
28LCDケーブル障害の為、LCDに電源が供給されていませんLCDケーブル、マザーボード
31RTC(Real-Time-Clock)電源障害CMOSバッテリー
32PCIまたはビデオカード、チップの障害マザーボード
33BIOSのリカバリーイメージが見つかりませんBIOS、マザーボード
34検出されたBIOSのリカバリーイメージは無効ですBIOS、マザーボード
35ECで電源シーケンス障害が発生しましたBIOS、マザーボード
36SBIOSによってフラッシュの破損が検出されましたBIOS、マザーボード
37MEがHECIメッセージへの返信を待機している間にタイムアウトしましたBIOS、マザーボード

LEDのパターンもビープ音と同じようにハードウェアのエラーです。
昔はメモリーのエラーが多かったのですが、最近ではBIOS、CPU、EC等々壊れる要素結構あるので見てみないとわからないことが多いイメージですね。
また点滅もその通り点滅しない場合も多くて特定に時間がかかったり結局不明だったり…と謎なことも多いです。

Follow me!

お気軽にお問い合わせください
TEL:080-1408-5273

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA